【円広志さん】東村山の亡霊旅館

 

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円さんの有名な怪談です。

夢想花のあとなので1979年ころでしょうか。

東村山は何度か行ったことがありますが旅館が並んでいるところなどありません。

昔から住んでいる人も、昔も旅館街などなかったといいます。

そもそも観光地ではないのです。

 

種明かし

ズバリ、タヌキに化かされています。

旅館街自体が幻で、精神的に弱っていた円さんにタヌキが幻覚を見せていたのです。

上沼さんの言う通り、泊まっていた旅館は実は墓地で、そこで一人でギターでも弾いていたのでしょう。

3畳の部屋というのは墓地の区割りですから。

 

実際は東村山の北山公園、八国山あたりには緑地が広がっていてタヌキも住んでいるのでそのあたりではないか。お寺と小さな墓地もあります。

ただ巨大な墓地は少し離れた小平霊園の可能性があります。

 

また地元の人がいうには、どちらも墓地周辺に夜中に営業しているスナックはないそうです。

結局、スナック自体人間に化けていたタヌキのたまり場で、ドッキリ成功!などと騙された人間を笑いものにして祝杯をあげていたのかもしれません。